「レスラー」を観てシビレました

ミッキーローク、あんたかっこよすぎるよ!
この映画はストーリーがどうとかじゃなく、この男の生き様ってやつにシビレろと言いたい。

実はミッキーロークをよく知らなかった。
日本ではボクシングの「猫パンチ」で一躍有名になった人なんですってね。
あまり大役には恵まれず(シン・シティには出てたけど)落ち目だったけど、今作で名声を取り戻したそうな。


簡単に内容を説明すると、20年前では誰もがあこがれるレスラーだったランディ・ラムだが、今では家賃もろくに払えない程の貧乏暮らし。別の仕事の傍ら細々とプロレスを続けている。心を許せるのはストリッパーだけ。何年も会っていない娘ともぎくしゃくしてる。そんな時、心臓発作を起こし倒れてしまう。医者からは激しい運動はするなと言われるが……。

見る前は暗い映画なのかなと思ってたけど、めちゃくちゃ笑えました。
このユーモア好きですね。
特に面白い事を言わせてる訳じゃないんですが、ランディが取る行動が面白いんですね。
娘に買う服のセンスとか、計り売りのシーン最高です。

プロレスの裏側も見れて面白かった。
シナリオがあるとは聞いた事が合ったけど、まさかあれ程とは……。
結構グロテスクなシーンが多いので女性は苦手かも?
それでも見て損はしない映画だと思います。


監督があの「π(パイ)」とか「レクイエム・フォー・ドリーム」のダーレン・アロノフスキーって言うんだからまた驚き。
ファウンテンで路線変更かと思ったけど良く分からない感じだったので、どうなんだと思ったらこう来たか!
ミッキーロークもそうだけど本作で監督も返り咲きましたね。

初めスタジオ側ではニコラスケイジをキャスティングしてたらしいですね。
でも監督がミッキーロークに押し切ったそうな。
大正解ですよ。


一つ素晴らしいと思った演出がある。(多少ネタバレになるかも?)

『ランディがプロレスを引退すると決意して、いつも試合の為にシフトを入れなかった休日にも仕事をするようになる。
休日はいつもの裏方の仕事ではなくスーパーの店頭販売の仕事。
カメラはランディが店の裏から厨房を抜けて店内へ向け進んで行く様子を後ろからフォローする。
するとどこからか歓声のような声が聞こえ出す。
その歓声は進むにつれて大きくなる。
ランディが店の裏と店内を隔てるビニールカーテンの前で立ち止まる。
そこで一際歓声が大きくなる。
そしてランディがビニールカーテンを抜けると歓声はマックスになる。』

わかりますか?
「店の裏から店内に入る」時に観客の歓声を入れる事で、いつもは「リング裏からリングに上がる」はずなのにもう出来ないという心情を見事に隠喩してるのです。
自分の出る所が栄光のリングから、店内に変わると。
この表現だけでランディのプロレスから引退を決意した哀愁が一発で伝わる。それも説教臭くなく。
無駄なセリフなんていらないんですね。


こんな小粋な演出をしてみたいですな。
| DIARY | 23:45 | comments (0) |
そして、また夜になると vol.16 「撮影1日目」
▲本編のスクリーンショット

やっと撮影の章まで来ましたね。
グダグダな更新ですが付き合ってやって下さいまし。

撮影初日なので、わりと緩く香盤を組みました。
我が家のシーンを纏め撮りです。
なので単純なシーンばかりです。

緩く午後に集合。
今日は主演の土屋さんと前川さんの二人がクランクイン。
二人とも緊張してる様でもなく堂々としてました。
むしろ自分の方が緊張するくらい……。

今回初めて映画制作に参加するスタッフが結構多いのもあって、説明する事も多くなかなか大変でした。
その辺はアストロ立ち上げ当初からいるスタッフに任せて、自分は演出とカメラに集中。


▲演出の段取り中


▲ミキちゃんのヘアメイク。かなりすごいです。


▲スタッフ。今回は結構人数が多いので狭い中ギュウギュウ。他のスタッフは支度部屋待機。


初めなので打ち合わせやらメイクやらセッティングやらを時間をかけてたら、撮影開始が随分遅れてしまう。
その為、1シーン撮っただけでもう日が落ちかけている!
まだ昼のシーンが結構残ってるのに……。

仕方がないので窓外から照明を流し込ませ昼のライティングを再現させる。
こんなんで余計時間がかかってしまい、昼シーンの撮影が終わる頃には完全夜になってました。


▲本編のスクリーンショット。照明で昼っぽくしてるが外は結構暗い。


昼シーンがやっと終わると、次は簡単なシーンの纏め撮り。
この日、二人の演技があるのは少しだけで、それ以外はベッドから起きるとか、トイレに入るとか、食器を洗うとかばかりなんです。

ベッドから起きるシーンだけでも、「眠そうに起きる」、「疑惑を持って起きる」、「飛び起きる」等々。
土屋さんからしてみればどんだけ起きるんだよって感じですよね。
タイトルがタイトルだけに何回も夜中に起きるんです。
つまらないシーンばかりですが、初日って事もあるし感覚を掴むには良いかなと思った訳です。


▲本編のスクリーンショット。ここから何回も起きる。


▲裏では前川さんがスタンバイ中


まだ3シーン程あるのですが気付けば夜11時を回ってしまう。
翌日は平日。社会人団体なのでこれ以上は厳しいんです。
仕方がなく今日はここで解散することに。

それでも何とか無理を言って土屋さんに残って貰う事が出来、終電ギリギリまで撮らせて頂きました。
翌日朝早いと言っていたのにありがとうございます。

おかげ様でかなり進んだのですが、まだ少し撮りこぼしが出る。
初日から撮りこぼしとは。皆さんすみません。
素直に午前から集合にしてれば良かった……。

初っ端から微妙なスタートです。
| MOVIE > そして、また夜に〜 | 01:57 | comments (0) |
新聞社から取材を受けました
今日地元の新聞社から取材を受けました。
それも2社!
まさか取材して頂けるなんて嬉しいです。

実は今度地元の十日町で開催されるアートトリエンナーレの中で、「IRODORI」を特別上映させて頂ける事になったのです。
ただし正式出品ではなく、あくまで映画館の協力作品と言った形でです。
ですがきちんとした劇場での上映ですよ。

取材はその事についてを中心に、自分の経歴やら、受賞のことやら、ドロップのメイキングの事を差し支えない程度話してきました。

取材に答えるのは難しいですね。
メイキングでは取材する立場だったのに、まさか自分が取材される立場になるとは……。
とにかく目一杯自分の伝えたい事を伝えてきました。
載るかわからないけどついでに「おなら」の事も宣伝しちゃいましたよ。

地元の方限定になっちゃいますが見る機会がありましたらぜひご覧下さい。

また詳細が決まったら書きたいと思います。
上手く行けば期間中毎日上映されるかも?
| DIARY | 23:36 | comments (0) |
そして、また夜になると vol.15 「撮影準備」
今更という感じですが、上映もする事だし振り返ってみようと思います。
1年経つので覚えてない部分が多いですが……。

撮影準備は万端とは言えず、常に時間に追われていた感じです。
制作と衣装・メイク辺りは順調でしたが、撮影・演出はてんてこまい。
コンテなんて、次の撮影の合間に書いたりしてました。
リハの時間も十分に取れなく、撮影の直前にやったり等大忙しでしたね。


▲コンテの一部。俯瞰図で役者とカメラの動きなんてのも書いてます。わざわざ一度スキャナでPCに取り込んで最後にはデジタル仕上げ。絵は下手なんで突っ込まないで……


今思い出すともう反省だらけです。
この時はまだプロの現場を未経験だったので、甘さが目立ち恥ずかしい。
ちなみにクランクアップ直後にドロップで初めてプロの現場を経験することになります。



殺人的なスケジュール
撮影期間は6日間。
今考えると無謀過ぎるスケジュールですね。
総尺が約1時間だから単純に考えて1日10分尺撮影しなければならない。

通常1日10〜20カットくらい(多くても30カット)が普通なのに、うちは平均で40〜50カット。
一番やばい日なんて一日で120カット!
もちろん完徹です。
だれがこんな香盤書いたんだよ……。

すんません、自分でした。
実は今回の組では助監督がいないんです。
だから香盤やら何やら全部自らやることに。
撮影も自分だからもう手が回らなくなるのも必然ですね。

殆どのロケ地が近いので何とかなるだろと詰め込んでしまったのが間違いでした。
必然的にテストなんてありません。
そのせいで撮りこぼしが出てしまったり。
キャスト・スタッフの皆さんその節はご迷惑お掛けしました。


▲恐ろしい120カットあるシューティングリスト。この次のページにもう一枚同じ量があります。




トラブルを回避しなければ
トラブルなんてないのが一番ですが、起きるもんなんですね。

今回は自分の家での撮影が多かったのですが、そこで問題が……。
隣の住人が時間関係なく爆音で音楽を聴くのです。
それも選曲が意味不明で、洋楽のR&Bだと思ったら突然モーニング娘!
真面目なシーンで「ウォウウォウ」とか後ろで入ったらたまったもんじゃない。
とにかくこの奇人をどうにかしなきゃならん。

一番手っ取り早く簡単なのは管理人に電話して注意して貰う事。
でもこれだと今後の隣人関係が最悪な事になりそうなのでなるべく避けたい。
朝からモーニング娘なんて事にもなりかねない。
ここは大人だ。そんな時は大人の対応だ。

菓子折を買って、一緒に「撮影にご協力お願いします」といったビラを渡す。
騒音を出すな!と書くと、また清らかな朝が浸食されかねないので、撮影で迷惑かけるかもしれないのですいません的な事を書く。
このビラは変な隣人がいなかったとしてもトラブル回避の為にやっておいた方がいいですね。
そしてさりげなく付け加えて、「高性能なマイクを使用するため小さな音でも拾ってしまいますので、音楽等のボリュームを絞って頂けますと幸いです」と控え目に書いておいた。

すると奇跡が起きた。
撮影時には見事に音楽が止んでいるではありませんか。
こういう細かい根回しが後で生きてくるんですよね。

ただし例外が一つありましたが……。
それはまた撮影の章で書きます。
| MOVIE > そして、また夜に〜 | 23:48 | comments (0) |
歯科医とエロティシズム
この年になって矯正を始めました。

正直歯なんて噛めればどうでも良いと思ってたのですが、歯並びが悪いと歯槽膿漏になりやすく最悪歯が抜けるらしい。
早いうちに治療しておいた方が良いらしいので頑張ってみました。

2ヶ月前から歯医者に通い初めて、検査やら何やらでやっと一昨日矯正器具を付けました。
幸いな事に部分矯正で良かったのでかなり安く出来た。
本当は内側とか透明の器具にしたかったけど、金がないので外側に銀の器具。
笑うと思いっきり銀が見えてしまいます。

この矯正器具ってやつはなかなか慣れないですね。
常に異物感があって気持ち悪い。
また堅い物が食べれないのも辛い。
本当にこれに慣れるんでしょうか。
とりあえず半年の我慢か。



なぜか感じるエロティシズム
なぜ歯科助手は綺麗な人ばかりなのでしょうか。
以前に行ってた歯科医もそうだった。
面接の時に何か美的審査みたいなもんでもあるのでしょうか?
それともあの白衣がそう見えさせているのか。

そのせいもあるのかも知れませんが、歯科医に妙なエロティシズムを感じてしまいます。
人間はテリトリーを重んじるにする動物なのに、わずか数10cmまで顔を近づけ、その上に指を突っ込んでくるんですよ!
なんだかこう書くと物凄く官能的に聞こえますね。笑

でも治療中は特別興奮する事もなく至って冷静です。
また変な性癖があるわけでもないし、むしろそんなエロさは求めてない。
なのに感じてしまうエロティシズム……。

多分職業に対して意図した事と違うイメージを連想したからでしょうね。
となると聖職に近づくにつれこのエロティシズムは増すんだろうな。
と、哲学する気は毛頭ないけどなんだかそんなこと考えてしまいました。
同じ様に思った人いませんか?


矯正の先生も30代後半くらいの綺麗な女性。
この人がまたエロく感じる。
いや、エロいを通り越してなんだか凄いとこまで行ってます。
もうすぐ三十路を迎える男に対して妙な甘ったるい声で、

「はいあーんして」

「はい、かみかみしてね」

「痛くないから大丈夫だよ」



……これはもうエロティシズムとか言う問題じゃなく、間違いなくそっち系のプレイですよね。
危うく「わかりまちた」と言いそうになったわ。
| DIARY | 01:40 | comments (2) |